2014年8月28日
最近は、人手不足に関するニュースをよく耳にしますが、
司法書士業界でも、「司法書士不足」についてよく耳にします。
司法書士の主な業務に、不動産決済の際の立会業務というものがあるのですが、数年前位から
司法書士会の方針として、不動産決済には「必ず司法書士が立ち会わなければならない」とされているので、
不動産の決済案件を多く抱えている司法書士事務所では、当然多数の司法書士を抱えざるを得なくなっている、
という状況があります。(不動産の取引は、週末、月末、大安の日の午前中に集中します。)
というわけで、都内の大手事務所に多数の司法書士が集中してしまうこともあって、
地方の事務所が司法書士を募集しても、なかなか応募がないという状況になっている、ということを
私が登録した人材紹介会社(人材バンク)から聞きました。
ちなみに、人材バンクの紹介料の相場は、司法書士の想定年収の30%といったところです。
(司法書士の想定年収とは、あくまでも人材バンクが想定している年収ということで、聞いても
教えてくれなかったのですが、初年度の年収で500万円から600万円といった
ところでしょうか。仮に500万円とすると、150万円!!)
ところで、当事務所で今回採用した方は、埼玉司法書士会の求人募集のホームページを通じて、
応募があったので紹介料を払う必要はなかったのですが、結局登録した2社の人材バンクからは
「埼玉県入間市で働きたいという司法書士がいない」とかなんとかで、紹介は0(ゼロ)でした!
「紹介料を払ってでも」と思っていたのに、紹介そのものがないとは…。
ということで、『「埼玉県入間市」って、地方なんだ…』ということを改めて実感したのでした