2013年2月10日
養子縁組は、ご存知の通り、法的な親子関係を作る手段ですが、実務をやっていると、
実は、養子縁組ってよく使われている制度なんだな、と思います。
自分が知らないうちに、自分が祖父母の養子になっていたという話も珍しくはありません。
これは、特に資産家の方について共通しているのですが、子供が多いほど相続税の控除額が増える
ので、相続税の節税効果が大きいのです。(1人あたり1000万円の控除額が増加します。)
ただし、この制度を悪用(?)されるのを防止するために、現在では、次のように養子を法定相続人に含めることの数が
制限されています。
(1) 被相続人に実の子供がいる場合 一人まで
(2) 被相続人に実の子供がいない場合 二人まで
ちなみに、戸籍謄本をみれば、自分が養子縁組されているのかどうかが分かります。