2011年5月16日
「他人のやっている動作や態度で好ましくないと感じたら、その相手をとがめる前に、自分は他人に対して同じようなことをしていないか、他人の行動を自分のこととして省みなければならない。」という意味だそうです。
実は、地元のあるお客様が「今、使ってる司法書士が金に強欲でね…」と言って、今度私の事務所に遺言その他もろもろの相談にお越しになることになりました。とてもありがたいと思いつつも、同時に「自分はどうだろう…?」って、思わず頭をよぎりました。 というのは、私は仕事をいただくと、「これで今月の家賃クリアだ」とか「これでその他諸経費ゲットだ」とか、ついつい考えてちゃうんです。まさに自転車操業なので。そう、「まるでお金のために仕事をしているんではないか」って、自戒しました。理想だけで飯は喰えぬのは当然ですが、お金だけを追い求めるのはとても虚しいですよね。
「仕事が仕事を呼ぶ」と言いますが、今まで私が受けた仕事は、紹介であったり、一つの仕事を終えて同じ方から別の仕事をいただいたりといったものがほとんどなので、仕事への姿勢を今一度考えさせられたお客様の一言でした。