2012年11月14日
成年後見人の職務をしていると、高齢化社会に関する問題に待ったなしで直面します。
高齢者が一人で暮らすには、火の扱いや、防犯、食事、通院、などいろいろな問題が生じます。
(特に、認知症などの方にとっては、かなりの危険も伴います。)
そして、訪問や電話の勧誘によって、健康食品やら何やら契約してしまったものについては、
本人にとって不必要で高価なものなどは、後見人として一つ一つ取り消しをしています。
(それにしても、高齢者を相手にモノを売ろうとする人の多いこと!)
施設に入所するのにも、本人の状態で入所を断られたり、順番待ちの状態で入れる見通しがつかなかったり、
金銭的な問題があったり、容易ではありません。
ヘルパーさんや、ケアマネージャー、市の職員の方など、地域のいろいろな方との連携が不可欠で、
地域で高齢者を支えていくことの大切さを感じます。
少子高齢化により、今後ますます高齢者に関する問題は深刻になるのかもしれません。
自分で身近に直面しないと、なかなか考えない問題ですよね。