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「先生は、キックバックを渡してますか?」

2016年6月14日

あくまでも、全体から見ればごく一部ですが、司法書士の中には、いわゆる「キックバック」といって、お客様からいただく登記費用のうち、司法書士の報酬部分の一部を不動産業者に紹介料として渡している人が少なからず存在します。

相場は、1件あたり5万円から10万円といったところでしょうか。そうすると、キックバックを渡している司法書士に登記を依頼すると通常よりもバカ高い登記費用を請求されることになるのです。不動産の売買に関する登記は、大抵不動産業者から依頼が来るので、依頼をしてくれる不動産業者に対してお礼として、キックバックを支払うという構図なんですが、最近は「『お礼』を払うから登記をくれ」と司法書士の方から積極的に不動産業者に営業が行われていたりもします。

もしも、あなたが払う登記費用がやけに高いなと感じたら、ズバリ「先生は、業者さんにキックバックを払っていますか?」と聞いてみましょう。って、なかなかそんなことは聞けないと思いますが、事前にきちんと費用の明細をもらった方がよろしいかと思います。

一般に、登記費用のうちほとんどは登録免許税が占めますが、登録免許税は、登記の際に国に納める税金なので、これについては文句が言えません。

登記費用の中で、司法書士の「報酬・手数料」の所をチェックして見て下さい。そして、他の司法書士事務所にセカンドオピニオンとして、妥当な金額かどうか聞いてみるとよろしいかと思います。

最後に、えっ?うちの事務所ですか?

うちの事務所がもしも登記費用からキックバックを渡していたら、事務所の報酬が残らないどころか、赤字になってしまいます

なお、司法書士事務所のほとんどは、良心的なところです。念のため。

 

 

 

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